高見山

2014年12月28日(日)

高見山に登ってきました。奈良県と三重県の県境にまたがってそびえたつ名峰です。「関西のマッターホルン」の愛称で親しまれる山です。
今回はご近所さんと超ご近所の三人で登ってきました。
朝3時、東近江市出発。寒いかと思った割には寒くありません。奈良県東吉野郡吉野町杉谷の高見山登山口に6時に着きました。1番乗りです。まだ暗いです。トイレに行ったりしているとだんだん夜が明けていきます。2番手、3番手の車が次々にやってきました。やはり人気の山です。6時45分高見登山口出発。今回もしゃべる、しゃべる、喋る、喋る、シャベル、シャベル。

民家の前の石段を上がり、杉木立の坂道を登ります。山の神の祠がありました。祠の横にこのようなものが下げられています。なんだろうな?と思いながら歩を進めました。高見山

旧伊勢南街道の説明看板にその理由がわかりました。この道は昔、大和・紀州・伊勢を結び、塩の道、米の道、魚の道の交易路であり、伊勢神宮への参拝道でありました。また、紀州徳川家の江戸参勤交代にこの街道を利用したようです。山の神にいろいろなものを供え、旅の安全などを祈ったのでしょうか。
やがて、古市の広場に着きます。ここで、市がたったのでしょう。荷を背負った人や馬が行きかい、賑わいはどのようなものだったのかと思います。雲母曲というところを登りきると林道が横切る小峠に着きます。ここで、伊勢南街道と別れ、鳥居をくぐります。やがて、平野道との分岐に着き、さらに急登となり、自然林の中を進みます。雪がだんだん増えてきます。樹にも霧氷が見られるようになってきました。「国見岩」「揺岩」「笛吹岩」を過ぎたころ、展望が開けてきます。青空バックに霧氷が輝きます。気温が少し高く、「エビのしっぽ」も崩れかけています。しかし、高見山にしては穏やかな日です。「以前登った時は寒くて、寒くて、・・・・・」高見山

見事です。この展望はここに来なければ見られません。高見山ルンルン気分で歩いているともう山頂です。避難小屋が見えてきました。山頂には神格化された「八咫烏」が祀られています。山頂からの展望は素晴らしいです。
高見山


次々人がやってきます。天気が良いので避難小屋には入らずに外でランチタイム。まだ9時過ぎですが・・・・

気のいい単独男性と隣り合わせて食事です。話が弾む、弾む。かなりのコーヒー通の方で、コーヒー豆をひき始められるじゃありませんか。なんと、自分で焙煎したとか・・・豆はモカ・マタリだそうで、われわれ3人はしっかりごちそうになってしまいました。(お味はもちろん、感動モンです)そこへ、ステキなご夫婦がいらっしゃいました。私たちよりはご高齢ですが・・・話の輪に入られました。山の名前にも興味津々です。「山にはまりまくりです」とおっしゃるその顔の生き生きしたこと。こんな風に年をかさねたいなとつくづく実感。



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この記事へのコメント
ぼちぼちさん、こんにちは
色々な山に精力的に登っていますね
この高見山は樹氷が綺麗なところですね
また色々な山の景色を見せてください
Posted by やま桃やま桃 at 2014年12月30日 14:56
やま桃さん、こんばんは
コメントありがとうございます。やま桃さんのブログを見せていただきました。滋賀県のいろいろな表情を見事な腕前で写真にされていますね。琵琶湖の写真など最高です。感動しました。
山は体力に合わせてこれからもぼちぼち登り続けたいです。
Posted by ぼちぼちぼちぼち at 2014年12月30日 19:24
やぶこぎネットへのコメントをありがとうございました。

私も昨日は高見山でした。
もう少し遅い時間ですと青空も望めたそうです。
最大級の霧氷は楽しめましたが、真っ白な世界でした。

こんな素晴らしい青空が欲しかったなあ。
Posted by 落第忍者 at 2014年12月31日 03:32
落第忍者さん おはようございます
昨日の高見山を見せていただきました。山の表情は毎日違います。猪鼻岳のページも見せていただきました。素晴らしい健脚ですね。
Posted by ぼちぼちぼちぼち at 2014年12月31日 08:09
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