綿向山

Posted by ぼちぼち. at 2015年01月06日16:30 | Comment(0) | 風景
2015年1月5日(月)

今年の登り始めは綿向山です。やはり地元の親愛なる綿向山に敬意を表して、超ご近所さんと二人で出発。
2日から3日にかけて雪が降りました。きっと綿向山にも新雪が待っていてくれるはずです。樹氷も期待できそうです。
超ご近所さんはスノーシュー、私はかんじきをもっていざ御幸橋駐車場へ。先客さんがちゃんとおられました。アイゼンを付けます。そうこうしているうちに次々駐車されていきます。平日にもかかわらずみなさんお好きですね。
ヒミズ谷出会い小屋を過ぎ、アザミ小屋に着きました。黒板に綿向山の3日の記録が残っていました。かなりの積雪だったようです。
遠望のよい5合目の小屋に着きました。いつも綿向山の小屋はきれいです。(感謝、感謝)
ここらから冬山らしくなってきます。杉の木にも樹氷が見られ始めます。粉砂糖を振りかけたような世界です。(メルヘンチック・・・・)北欧の国フィンランドの森はこんな感じかしら・・・・・ムーミンがかくれんぼしていそうです。
7合目からはいよいよ冬道です。ブナ林が広がります。
超ご近所さんが「おすぎとぶーこ」だといいます何のことかと思えば、「おすぎとピーコ」じゃなくて「杉の木とブナの樹」ということなのです。なるほど、なるほど納得。
最後の急登も樹氷を見ながら進むとあまり気になりません。樹氷のトンネルをくぐると頂上です。

素晴らしい青空です。青空バックの樹氷はたまりません。
頂上には大きなケルンがあります。ケルンに風をよけてもらって昼食にします。

どんどん登山客が来られ、大歓声があがります。
鈴鹿の展望は素晴らしいです。間近に雨乞岳、鎌ガ岳が見えます。




かんじきを履いてバージンスノーに足跡を付けました。超ご近所さんもスノーシューを履いてご機嫌です。
カモシカさんも足跡を残していました。
竜王山コースに足を延ばしました。「幸福のブナ」をくぐってみました。
8年連続でくぐっているという先客さんにならって私もチャレンジ。
稜線をあるいてみました。
素晴らしい景色です。

シュカブラがきれいです。風と雪が織り成す芸術です。エビのしっぽもしっかり成長していました。


帰りは引き返してもと来た道を戻りました。

満足、満足の初登山でした。





布施の溜公園

Posted by ぼちぼち. at 2015年01月01日17:05 | Comment(0) | 風景
あけましておめでとうございます

おせち料理をいただき、お雑煮でお腹を満たしてちょっと外出ということで、布施の溜を訪問。

荻の向こうに鴨が群で泳いでいます。風は冷たいです。凛としたこの空気感も正月らしくていいものです。

家でじっとしていては何も見えません。ぼちぼち歩きはいいものです。




高見山

Posted by ぼちぼち. at 2014年12月29日20:57 | Comment(4) | 風景
2014年12月28日(日)

高見山に登ってきました。奈良県と三重県の県境にまたがってそびえたつ名峰です。「関西のマッターホルン」の愛称で親しまれる山です。
今回はご近所さんと超ご近所の三人で登ってきました。
朝3時、東近江市出発。寒いかと思った割には寒くありません。奈良県東吉野郡吉野町杉谷の高見山登山口に6時に着きました。1番乗りです。まだ暗いです。トイレに行ったりしているとだんだん夜が明けていきます。2番手、3番手の車が次々にやってきました。やはり人気の山です。6時45分高見登山口出発。今回もしゃべる、しゃべる、喋る、喋る、シャベル、シャベル。

民家の前の石段を上がり、杉木立の坂道を登ります。山の神の祠がありました。祠の横にこのようなものが下げられています。なんだろうな?と思いながら歩を進めました。

旧伊勢南街道の説明看板にその理由がわかりました。この道は昔、大和・紀州・伊勢を結び、塩の道、米の道、魚の道の交易路であり、伊勢神宮への参拝道でありました。また、紀州徳川家の江戸参勤交代にこの街道を利用したようです。山の神にいろいろなものを供え、旅の安全などを祈ったのでしょうか。
やがて、古市の広場に着きます。ここで、市がたったのでしょう。荷を背負った人や馬が行きかい、賑わいはどのようなものだったのかと思います。雲母曲というところを登りきると林道が横切る小峠に着きます。ここで、伊勢南街道と別れ、鳥居をくぐります。やがて、平野道との分岐に着き、さらに急登となり、自然林の中を進みます。雪がだんだん増えてきます。樹にも霧氷が見られるようになってきました。「国見岩」「揺岩」「笛吹岩」を過ぎたころ、展望が開けてきます。青空バックに霧氷が輝きます。気温が少し高く、「エビのしっぽ」も崩れかけています。しかし、高見山にしては穏やかな日です。「以前登った時は寒くて、寒くて、・・・・・」

見事です。この展望はここに来なければ見られません。ルンルン気分で歩いているともう山頂です。避難小屋が見えてきました。山頂には神格化された「八咫烏」が祀られています。山頂からの展望は素晴らしいです。



次々人がやってきます。天気が良いので避難小屋には入らずに外でランチタイム。まだ9時過ぎですが・・・・

気のいい単独男性と隣り合わせて食事です。話が弾む、弾む。かなりのコーヒー通の方で、コーヒー豆をひき始められるじゃありませんか。なんと、自分で焙煎したとか・・・豆はモカ・マタリだそうで、われわれ3人はしっかりごちそうになってしまいました。(お味はもちろん、感動モンです)そこへ、ステキなご夫婦がいらっしゃいました。私たちよりはご高齢ですが・・・話の輪に入られました。山の名前にも興味津々です。「山にはまりまくりです」とおっしゃるその顔の生き生きしたこと。こんな風に年をかさねたいなとつくづく実感。



雪の武奈ガ岳

Posted by ぼちぼち. at 2014年12月22日15:46 | Comment(2) | 風景
2014年12月21日(日)
 先日は12月でも強烈な寒波がやってきました。私の住んでいる湖東地方も雪化粧しました。その雪も低気圧のもたらす雨によってずいぶん解けました。本日は快晴とまでは言えませんがいい天気です。湖北の山は雪が多そうだから湖西の比良山系を目指しました。比良の最高峰「武奈ガ岳」です。
 今回はご近所さんと超ご近所の3人での山歩きです。私は久しぶりの山行きなのに・・・深夜1時も2時も知っています。困ったなと思っているうちに眠ってしまっていましたが・・・・・
 朝6時出発。琵琶湖大橋を渡るコース設定です。途中で食材を求めながら車中の人となりました。今回もしゃべる、しゃべる。ローソンのコーヒー1杯でも話は尽きないのです。
 8時坊村到着。先着の車がちゃんとありました。(これで安心)

明王院へ続く赤い橋を渡り御殿山へ進みます。つづら折りの急な登りです。美しい樹林が続きます。空は真っ青。心が晴れ晴れします。

御殿山からは武奈ガ岳の雄姿が目前です。


御殿山から下ったところがワサビ峠。ここから再び登りです。
 登りも何のその、やはりしゃべる、喋る、シャベル。

ここでちょっといい話をご近所さんがしてくれました。
「牛」を数える時は・・・・「頭」
「魚」は「匹」ほかにあるやろ・・・・「尾」
「かに」は・・・・「杯」
「人」は「人にん」ほかにあるやろ…生き物の数詞は命がなくなった時に何を残すかで呼ばれるんだって・・・牛などは頭が残るし、魚はしっぽ、カニは甲羅・・・なるほど「人」はなくなったら「名、名前」を残すので「名めい」東日本大震災などで行方不明者を探す時も「名」で「人」とは言わないんや・・・なるほど納得!


なだらかな道になりました。ルンルン・・・西南陵です。どんどん展望が広がります。



頂上がだんだん近づいてきます。それにしてもいい眺めです。360度の大パノラマです。琵琶湖が見えます。湖東平野もはっきりわかります。そして、先日の寒波で湖東平野にことのほか多く雪を降らせていたことさえわかります。
武奈ガ岳頂上に到着。

さあ、昼食。その前に、服を着込みます。日差しはあるものの風は冷たいです。風をよけて陣取り、それぞれお好きなものを賞味します。山では何を食べても美味しい。
ここでも、しゃべる、しゃべる。
いつも仕上げはコーヒーとなるのですが、寒さに負けて省略。
下山です。もと来た道を素直に取らないのが隊長です。コヤマノ岳経由でワサビ峠に向かいます。ブナの林がきれいです。足跡に惑わされていつの間にか正規ルートを離れていたようですが、雪道は雪がクッションの役を果たしてくれるので歩きやすいです。ワサビ峠からはもと来た道を帰りました。
久しぶりの山歩きは下山がこたえてきます。ここで転んでは泣きを見るので用心深く歩を進めました。若者4人組が軽やかに降りていきます。まあいいか。私の両足は棒状態・・・民家が真下に見えてきました。もう到着です。と思って歩いていたら、いつの間にか明王院じゃなくて民家の裏に到着。ぐるりと回って駐車場へ。ご近所さんは一向に降りてこないのを心配して様子を見に来てくれたようです。(優しい)ありがとうございます。
北回りで帰りました。琵琶湖を1周したことになります。湖北には雪は思いのほか少なかったです。でも山々はたくさんの雪を抱いて真っ白でした。自然豊かな滋賀・日本に住めることに感謝です。四季ごとに様々な表情を見せてくれます。先日もテレビで水道水の話がされていましたが、蛇口から飲める水がザーザー出てくることに感動したとアフリカ出身のタレントさんが話していました。日本の水の浄化施設は水事情が良いとされているアメリカでも感動極まりないそうです。琵琶湖にはいつものように水が満々とあります。水があるのが当たり前になり、ありがたみは忘れてしまう。しかし水がなくなれば、その瞬間に水のありがたさを思い知らされます。これは水に限らず、健康も、幸せも、家族も、暖房も、電気も・・・・・


秋の三室山

Posted by ぼちぼち. at 2014年10月29日14:38 | Comment(0)
2014年10月28日(火)
 播磨の奥山、三室山に登ってきました。なんと5ヶ月ぶりの登山なのです。5ヶ月の間に私も「おばあちゃん」になりました。長女の子供が生まれたのです。初孫です。子供が居ることは有り難いことですが、孫がいてくれることはさらに有り難いことです。感激です!孫もはや2ヶ月。子供の成長は素晴らしいですね。わが子の時は余裕がなくて見られませんでしたが、孫になると日ごとの変化もよく見えます。そして、孫の成長とともに娘の成長がうれしいです。子を持って親となり、人として成長していくんだなぁと思って・・・。もちろん私もおばあちゃんとして、少しは変われたと思いたいです。 子育てには受け入れること、待つこと、許すこと、耐えることなどが要ります。心配ごとも起こってきます。はじめのうちは泣いてもなぜ泣いているのかわかりません。それがわかるようになってこその親です。これは神様が与えた試練かもしれません。人は本当に苦しいことに出会うと言葉を発することができなくなってしまいます。それでも思いを推し量らねばならない時がやってきます。なんてことは考えすぎでしょうか。でも、子育ては大変なことばかりじゃありません。子供は成長していってくれます。そして、なにものにも代えられない良いお顔の笑顔を振りまいてくれます。やはり有り難くてかけがえのない存在です。 

 では山登りに話を戻しましょう。

 三室山は鳥取県若桜町と兵庫県宍粟市千草町の県境に位置します。兵庫県第二の高峰です。
「三室」という地名はその昔、山中の岩屋に神を祀っていた「御室」からきたといわれています。しばらく山を歩かなかったので、とても今回は新鮮です。

谷コースを歩きましたが、なかなかいい沢沿いの登山道です。上を見上げると秋空にカエデの紅葉です。秋ですね・・・木々は紅葉して・・・なんだか侘しいものがあります。これは日本人特有の感傷らしいですが........夕方は切ないです。しかも秋の夕暮れどきは本当に侘しいですね。





沢筋からそれて斜面を登ります。


「山頂まで70分」の看板を過ぎました。



眼下には紅葉した但馬の景色が広がっています。絶景です。





「山頂まで30分」の看板が待っていてくれました。ここらで標高1150mだそうでかなり登ってきていることがわかります。




大岩庭園と名づけられているとおりです。森の庭師はなかなかです。




ブナやカエデの広葉樹は葉を落としてしまい、ここらは初冬の装いです。

それにしても大きな岩です。



群を抜いて大きな岩がありました。「御室」なのでしょうか。



三室山の山頂です。結構広く360度の展望が広がっております。



ここで昼食です。今回はカレーうどん。風もあまりなく、全くいい登山日和です。

下山は往路をたどりました。それにしても素晴らしい秋空です。

カエデの綺麗なこと。



こちらはブナの紅葉です。良いですね。日本の秋!

こうして元気に山に登れることに感謝。感謝